Cardloader のインストールとカードスキャナーの接続
Cardloader は Windows・macOS・Linux 向けの無料デスクトップアプリです。インストールは1分ほど。富士通/リコー fi-8170 で一括スキャンするには、ドライバーをもうひとつ入れるだけです。
クイックスタート
- ダウンロード。 最新の GitHub リリースから、お使いの OS 用のインストーラーをダウンロードします。
- インストール。 macOS・Windows・Linux それぞれの手順に沿って Cardloader をインストールし、初めて起動します。
- 識別エンジンを選ぶ。 設定画面で無料のローカルモデルをダウンロードするか、正確な識別・相場・グレーディングが必要なら Ximilar の API トークンを貼り付けます。
- スキャナーを接続する。 オプション:ドライバーを入れて、fi-8170 などの TWAIN・SANE 対応スキャナーを接続します。Watch folder セッションを使う方法もあります。
- スキャン設定を確認する。 ADF で両面読み取り、600 dpi、マルチフィード検出はオフにして、少ない束ずつスキャンします。
- セッションを作る。 「New session」をクリックし、フォルダーかスキャナーを選んで、識別とグレーディングの方法を決めたら「Create & run」をクリックします。
- 確認して書き出す。 結果が表示されるのを確認し、誤った識別はワンクリックで修正して、セッションを CSV に書き出します。
Windows・Mac・Linux 用カードスキャナーソフトのダウンロード
Cardloader 0.1.0 は無料です。お使いの OS 用のインストーラーをダウンロードして、下のそれぞれの手順に沿ってインストールしてください。
| OS | ダウンロード | 動作環境 |
|---|---|---|
| macOS | .dmg | macOS 11 Big Sur 以降。Apple シリコンと Intel の Mac に対応 |
| Windows | .exe または .msi | Windows 10 / 11(64 ビット版) |
| Linux | .AppImage、.deb、.rpm | x86-64。.deb には Ubuntu 22.04、Debian 12 以降が必要 |
旧バージョンとリリースノートは GitHub リリースにあります。インストーラーは、オープンソースのコードから GitHub Actions でビルドされています。
Mac に Cardloader をインストールする
- 「ダウンロード」フォルダーにある
Cardloader_0.1.0_universal.dmgを開きます。 - 表示されたウインドウで、Cardloader を「アプリケーション」フォルダーにドラッグします。
- 「アプリケーション」フォルダーから Cardloader を開きます。初回は、Cardloader にマルウェアが含まれていないことを確認できないという警告が macOS に表示されるので、「完了」をクリックします。
- 「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」を開き、「セキュリティ」まで下にスクロールして、Cardloader についてのメッセージの横にある「このまま開く」をクリックします。
- パスワードか Touch ID で確認し、「開く」をクリックします。次回からは Cardloader をほかのアプリと同じように起動でき、ディスクイメージは取り出してかまいません。
この確認が出るのは、初期のビルドがまだ Apple のデベロッパ証明書で署名されていないためです。macOS 14 以前では、アプリを右クリックして「開く」を選んでも開けます。「ターミナル」で xattr -dr com.apple.quarantine /Applications/Cardloader.app を実行しても同じです。
Windows に Cardloader をインストールする
- 「ダウンロード」フォルダーにある
Cardloader_0.1.0_x64-setup.exeを実行します。 - 青い「Windows によって PC が保護されました」画面が表示されたら、「詳細情報」をクリックしてから「実行」をクリックします。
- インストーラーの画面に沿って進めます。Cardloader はお使いのユーザーアカウントにインストールされ、管理者権限は必要ありません。
- 「スタート」メニューから Cardloader を起動します。
SmartScreen の警告が出るのは、初期のビルドがまだコード署名されていないためです。PC に Microsoft Edge WebView2 がなければ、インストーラーがダウンロードします(Windows 11 には最初から入っています)。.msi はすべてのユーザー向けにインストールされ、管理者権限が必要です。TWAIN スキャナー用のヘルパーは、どちらにも含まれています。
Linux に Cardloader をインストールする
パッケージをひとつ選び、ダウンロードしたフォルダーでターミナルを開いて、次のコマンドを実行します。
Ubuntu、Debian、Linux Mint(.deb)
$ sudo apt install ./Cardloader_0.1.0_amd64.debCardloader に必要な WebKitGTK も apt が一緒にインストールします。アプリケーションメニューから Cardloader を起動するか、cardloader を実行してください。
Fedora、openSUSE(.rpm)
$ sudo dnf install ./Cardloader-0.1.0-1.x86_64.rpm # Fedora $ sudo zypper install ./Cardloader-0.1.0-1.x86_64.rpm # openSUSE
すべてのディストリビューション(AppImage)
$ chmod +x Cardloader_0.1.0_amd64.AppImage $ ./Cardloader_0.1.0_amd64.AppImage
起動せずに FUSE についてのメッセージが出る場合は、libfuse2(Ubuntu 24.04 では libfuse2t64)をインストールしてください。
ローカル AI モデルか Ximilar API を準備する
無料のローカルモデル(オフライン)
Settings → Identification → Local model を開き、モデルのライセンスに同意してダウンロードします。サイズは約330 MB で、一時停止と再開もできます。以降の新しいセッションは、アカウントもインターネットもなしで、PC 上でカードを識別します。
Ximilar API(オプション)
仕様違いまで見分ける正確な識別、信頼度、相場、グレーディングが必要な場合は、Ximilar App で API トークンをコピーし、Settings に貼り付けて Test connection をクリックします。トークンは OS のキーチェーンに保存されます。
コレクターズアイテムの識別には、Ximilar の Business プランかトライアルが必要です。カード1枚ごとに API クレジットを消費します(識別1回につき1回、Auto モードでは2回、グレーディング1回につき1回)。詳しくは Ximilar の料金をご覧ください。
富士通/リコー fi-8170 スキャナーを接続する
Cardloader は RICOH(旧富士通)fi-8170 を直接操作できます。Windows ではフィーダー付きの TWAIN 2.x 対応スキャナー、macOS と Linux では SANE 対応スキャナーにも対応します。スキャナーを USB で接続し、お使いの OS に合わせてドライバーを入れてください。
| OS | インストールするもの | Cardloader との連携方法 |
|---|---|---|
| Windows | fi-8170 用の PaperStream IP(TWAIN) | 同梱の TWAIN ヘルパー。別プロセスで動くので、ドライバーが固まってもアプリは止まりません |
| macOS | brew install sane-backends | SANE の scanimage |
| Linux | sudo apt install sane-utils(またはディストリビューションの SANE パッケージ)。必要に応じて RICOH の pfufs ドライバー | SANE の scanimage |
- Cardloader を使わずにスキャナーを確認するには、macOS や Linux では
scanimage -Lを実行し、Windows では PaperStream Capture で開いてみてください。 - fi-8170 の LAN ポートは、Windows の PaperStream 経由でしか使えません。また、このスキャナーは eSCL/AirScan に対応していません。
- ScanSnap などのスキャナー:ScanSnap には TWAIN ドライバーがありません。付属のソフトでフォルダーに保存するように設定し、Watch folder セッションを作成すれば、Cardloader が画像を受け取った順に解析します。
トレカを一括スキャンするおすすめ設定
Cardloader のスキャナーの初期設定は、標準的な 63 × 88 mm のトレカに合わせてあります。
- ADF で両面読み取り:1回の給紙でカードの表と裏を読み取り、ペアにします。
- 600 dpi、カラー:型番の読み取りにもグレーディングにも十分な解像度です。
- 66 × 92 mm の読み取り範囲:カードより少し大きめなので、縁が切れることはありません。
- マルチフィード検出はオフ:硬いカードはマルチフィードと誤検知されやすいためです。
- まずは10枚程度の少ない束から始めてください。スリーブやトップローダーに入れたままのカードは給紙しないでください。
ソースからビルドする
Rust、Node.js 22 以降、お使いの OS 向けの Tauri の前提ソフト、そしてローカルモデル用の llama.cpp をコンパイルするための CMake と Clang が必要です。
$ git clone https://github.com/ximilar-com/cardloader.git $ cd cardloader $ just setup # npm ci + cargo fetch $ just dev # ホットリロードでアプリを起動 $ just install # ビルドしてローカルにインストール
just は必須ではありません。同じターゲットを持つ Makefile もあります。ローカルモデルなしでビルドするには、src-tauri/ で cargo build --no-default-features を実行します。詳しくは README をご覧ください。
Cardloader のアップデートとアンインストール
アップデートするには、新しいバージョンをダウンロードし、同じ手順で上書きインストールします。セッション、設定、API トークン、ダウンロード済みのモデルはそのまま残ります。
| OS | アンインストール |
|---|---|
| macOS | 「アプリケーション」フォルダーから Cardloader を「ゴミ箱」にドラッグします。 |
| Windows | 「設定」→「アプリ」→「インストール済みアプリ」を開き、Cardloader の ⋯ メニューで「アンインストール」を選びます。 |
| Linux | sudo apt remove cardloader か sudo dnf remove cardloader を実行するか、AppImage を削除します。 |
アンインストールで削除されるのはアプリだけです。セッションは、ご自分で削除するまで下のデータフォルダーに残ります。
Cardloader のデータの保存先
セッション、サムネイル、スキャン画像、グレーディングのオーバーレイは、すべて PC 上に保存されます。フォルダーセッションの元画像が変更・移動されることはなく、セッションを削除しても、消えるのは Cardloader が作成したファイルだけです。
| OS | フォルダー |
|---|---|
| macOS | ~/Library/Application Support/com.ximilar.cardloader/ |
| Windows | %APPDATA%\com.ximilar.cardloader\ |
| Linux | ~/.local/share/com.ximilar.cardloader/ |
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